なぜキャビアは高価なの?

 

皆さんは世界三大珍味キャビアを食べたことがありますか?

 

 

 

キャビアはものによりますが、

1kgで約50万以上します。

 

 

 

 

今回はそんなキャビアがなぜ高いのかを説明していきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

キャビアチョウザメの卵というこは知っていると思いますが、27種類いるチョウザメの中でもキャビアが取れるのは4種類程度しかいません。

 

 

 

 

そんなキャビアは19世紀頃は、そこまで高価なものではありませんでしたが、キャビアを獲るために乱獲を繰り返したことで漁獲量が減り一部のチョウザメ絶滅危惧種に指定されました。

 

 

 

 

これがきっかけで、

全世界でチョウザメの養殖が始まりました。

 

 

 

 

 

そのため今食べられているキャビアのほとんどが養殖です。

 

 

 

普通養殖すれば値段は下がっていくものですが、キャビアは例外です。

 

 

 

 

ほとんどのチョウザメが、

大人になると2-4メートルにまで成長するため巨大な水槽が必要になります。

 

 

 

 

またチョウザメはデリケートなので餌の食べ残しや、排泄物の処理をこまめに行って、綺麗な

水質を保たなければなりません。

 

 

 

さらには、

水温が25℃以上になると命の危険にさらされてしまうため、

水温冷却器を取り付け、夏は常にチョウザメの体調に目を光らせる必要があります。

 

 

 

 

これだけでも十分に大変なので、キャビアの値段が高くなるのも頷けますが、

 

まだまだ、

キャビアには高い理由があります。

 

 

 

 

まずチョウザメは卵を持つまでに、8-20年かかり、見た目ではチョウザメがオスなのかメスなのかが分かりません。

 

 

 

そのため、チョウザメが3歳の時にお腹を軽く切開して、卵巣か精巣かを見分けます。

 

 

 

 

 

もちろんオスだった場合は、キャビアは取れません。

それでもメスのチョウザメ1匹からは、

 

850グラムから2キロのキャビアが取れます。

 

 

 

 

 

 

しかし10年間という時間がかかるため、キャビアの値段はどんどん高騰し、

 

中では28.5グラムで9万円するものまで出てきているのです。

 

 

 

これがキャビアが高価な理由です。

 

 

ちなみに昔は日本にもチョウザメが生息していました。

 

 

 

しかし現在、日本の環境に適用できず、

チョウザメは事実上絶滅してしまいました。(養殖は行われている)

 

 

 

ということで、今日のお話は終わりです。

 

 

ではまた!